「患者が亡くならないか、毎日びくびく」コロナ病棟医師

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長富由希子
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 新型コロナウイルスの「第4波」で若い年代を含む患者が急増し、本来なら「重症者」にあたる患者を経験の少ない医師も診ている――。感染が急拡大し、死者も増加傾向にある大阪府内で、コロナ病棟に勤務する医師が現場の実態を語った。

 軽症・中等症の患者を受け入れる数百床規模の病院の医師が、朝日新聞の取材に匿名で応じた。4月29日に府内で44人の死亡が発表されたことを受け、「大阪は、適切な医療を受けられない医療崩壊の状態だ」と話す。

 この病院では、呼吸器の専門医はごく少数なので、専門分野にかかわらず医師全員でコロナ病棟の診療を分担している。集中治療室(ICU)もなく、人工呼吸器も限られているため、「第3波」までは症状の重い患者を早めに重症病床のある病院に転院させていた。

 しかし、4月以降は府内の重症病床が逼迫(ひっぱく)。府に転院依頼をしても断られるケースが増えているという。症状が重いのに、転院できない患者は右肩上がりだ。また、4月以降は40~50代の患者が急増。基礎疾患のない30代の入院患者もいる。

「今までなら助かっていた人が」

 医師は「重症病床での治療が…

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