克行被告、現金配った理由「地元で疎外され寂しかった」

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戸田和敬、新屋絵理
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 「票を金で買おうとした」。30日、東京地裁であった2019年7月の参院選をめぐる公職選挙法違反事件の論告求刑公判。検察側は元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)に懲役4年、追徴金150万円を求刑した。計8回の被告人質問で、克行被告が語った内容とは――。

 「案里の当選という目的を果たすため、まさに票を金で買おうとした。酌むべき事情は一切ない」

 この日は検察官が2時間以上かけて、論告内容を記した約50枚の書面を読み上げた。灰色のスーツに身を包んで入廷した克行被告はその間、椅子に背を付け、目を閉じたまま静かに耳を傾けた。

 県議選に出るために政治活動を始めて今年で30年になる克行被告。「私は世襲でも官僚出身でもなく、家系に大きな資産家もいないごく普通の青年だった」。3月23日の公判では自身の半生についても語り始めた。

 大学を出て松下政経塾に5年…

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