沖縄で聖火リレー始まる 64年東京五輪の出発地

光墨祥吾
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 東京五輪聖火リレーが1日、沖縄県で始まった。米軍統治下の1964年の東京五輪では、最初に聖火が到着した。新型コロナウイルスの感染が広がり、「まん延防止等重点措置」(重点措置)が適用されるなか、再び聖火が走った。

 県内の一部地域に重点措置が適用され、14市町村をつなぐ当初の計画を変更。本島は公道で走るのをやめ、二つの会場に集めて無観客で実施し、宮古島市ではリレー自体を中止した。名護市での出発式で、玉城デニー知事は「本来走行する予定だった沿道の風景も胸に描きながら走行してほしい」とあいさつした。

 前回の東京五輪聖火リレーは64年9月7日に那覇市をスタート。本島内を走り、名護市で1泊した。市内には当時の聖火台や記念碑が残る。

 この日は名護市民会館の敷地内などを周回。沿道には「お帰りなさい!聖火」といった横断幕も掲げられた。前回は聖火が行かなかった離島の石垣市へ渡り、その後、名護市のコースでリレーが再開した。

 第1走者を務めたタレントのガレッジセール・ゴリさん=那覇市出身=は、沖縄が復帰した72年5月に生まれた「復帰っ子」。聖火をつなぎ終え、「短い距離だったが、57年前もこの炎が沖縄に来たことを実感した。(聖火リレーを通して)沖縄を世界に知ってもらえれば、うれしい限りです」と話した。(光墨祥吾)