京奈和自転車道、全線で開通

渡辺元史
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 京都と和歌山を結ぶ総延長約180キロの京奈和自転車道が4月に開通した。奈良県道路建設課が3県の観光名所や県内の休憩所を紹介したサイクリングマップを作り、同自転車道以外にも自転車で楽しめる県内の約40ルートを収録している。

 京奈和自転車道は京都・嵐山から奈良県内を通り、和歌山港に至る自転車道路。既存の自転車道を活用し、未接続部分だった延べ約3キロの道路は2015年度から整備し、完成した。県内約75キロには、道案内の看板を約300カ所に設置した。

 マップには道の駅や県が提携している駐輪スペースのあるコンビニなどの休憩所、平城宮跡奈良市)や郡山城跡(大和郡山市)などの観光地などを掲載。県自転車条例や、自転車の故障などトラブルに対応できる自転車店が一覧できるホームページのURLも紹介している。

 同課は今年度から古都奈良エリアや法隆寺エリア、飛鳥・藤原エリアを周遊できる1周約70キロの「世界遺産周遊サイクルルート」の整備を始める。2026年度の完成を目指すという。

 また、県内全域でも、利用者が車に自転車を積んで訪れられるよう、無料で利用できる駐車場を募集している。認定されれば新たなマップに掲載するという。

 マップは1万部発行していて無料。県内の公共施設や県ホームページで手に入れられるという。担当者は「自転車だから気づく魅力もある。違う奈良を楽しんでほしい」と話した。問い合わせは同課自転車・交通環境係(0742・27・8667)へ。(渡辺元史)