インド、1日で40万人超が感染 世界最多を更新

ニューデリー=奈良部健
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 インド政府は1日、直近の24時間の新型コロナウイルスの新規感染者が40万1993人になった、と発表した。40万人を超えたのは初めてで、1日の感染者数としては世界最多を更新した。死者は3500人を超えた。各地では生活必需品の買い出し以外の外出が禁止されているが、感染拡大が止まらない。

 インド政府はこの日、新型コロナワクチン接種対象を、これまでの45歳以上から18歳以上に拡大した。だが、各地でワクチンが不足している。デリー首都圏政府のケジリワル首相は4月30日、「まだワクチンが届いていない。ワクチンのために列をつくって並ばないでほしい」と訴えた。接種希望者が大挙して押し寄せて混乱し、感染がさらに拡大する可能性を懸念している。

 各地では病床や医療用酸素が不足している。1日には、ニューデリーの病院に入院中の新型コロナ患者12人が酸素の供給が間に合わず、死亡した。救急搬送されても治療を受けられず、病院の敷地外で亡くなる患者も相次いで報道されている。

 インド西部グジャラート州では同日、新型コロナの専門病院で火災が発生し、入院していた患者18人が死亡した。火災の原因はわかっていない。(ニューデリー=奈良部健)