野口聡一さん帰還、フロリダ沖に着水 クルードラゴン

ワシントン=合田禄
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 国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月半滞在した宇宙飛行士野口聡一さん(56)らを乗せた米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」が米国東部時間2日午前3時ごろ(日本時間2日午後4時ごろ)、米フロリダ沖の海上に着水した。米航空宇宙局(NASA)によると、野口さんら4人の飛行士は全員元気という。

 クルードラゴンの帰還は、ISSとの往復で正式に運用されるようになって初めて。野口さんらは帰還の直前、ISSに残る星出彰彦飛行士(52)たちと握手を交わし、クルードラゴンに乗り込んだ。

 クルードラゴンは米国東部時間1日午後8時35分(日本時間2日午前9時35分)にISSから分離。その後、地球を回る軌道から大気圏に再突入した。

 着水後、宇宙船は回収船にクレーンで引き上げられ、宇宙飛行士らは船上で無事が確認された。ヘリコプターで近くの飛行場まで移動し、米南部テキサス州ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターにしばらく滞在する。

 2011年に米スペースシャトルが引退した後は、ロシアの宇宙船ソユーズがISSとの往復に利用されてきた。ソユーズは中央アジアの草原に帰還する。一方、クルードラゴンは海上に着水する設計になっていて、今回は予定着水域の悪天候のため、帰還が延期になっていた。(ワシントン=合田禄)