一票に政治動かす力「ある」47% 朝日世論調査

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磯田和昭 磯部佳孝 四登敬 風間裕之
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 3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。

 朝日新聞社の全国世論調査(郵送)で、選挙のときの自分の一票に、政治を動かす力があると思うかと聞くと、「ある」47%、「ない」49%と割れた。

 動かす力が「ある」という回答は、政権交代した後の民主党政権下で2010年56%、11年55%と半数を上回っていた。12年の衆院選で再び自民党へと政権交代して、9年になる。民主党政権の時より、投票がもつ政治への影響力に懐疑的な意識がうかがえる。

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 年代別にみると、50代以下では「ない」が55%前後で、「ある」よりも多い。60代で「ある」48%、「ない」47%と拮抗(きっこう)し、70歳以上では「ある」55%が「ない」40%を上回った。

 自民支持層で「ある」54%、「ない」42%、立憲支持層も「ある」54%、「ない」40%と同じような傾向だったのに対し、無党派層は「ある」38%、「ない」58%と、一票の影響力への否定的な見方が目立った。

 政治や社会の情報を得るとき参考にするメディアによっても、一票の力に対する見方が違う様子がうかがえる。「新聞」を挙げた人では「ある」52%、「ない」43%と影響力を感じている人が比較的多い。「テレビ」や「インターネットのニュースサイト」を選んだ人では、「ある」「ない」がそれぞれ半数弱で割れている。これに対し、「ツイッターフェイスブックなどのSNS」を参考にする人は、「ない」が52%で、「ある」45%より多かった。

 日本の政治を「信頼している」と答えた人(全体の47%)では、「ある」が59%と多数を占めた。一方、「信頼していない」と答えた人(同52%)では、「ある」は37%と少なかった。

 次の衆院選に「関心がある」という人(全体の60%)では、「ある」が61%と一票の影響力を感じる割合が多く、「関心はない」(同40%)という人では、そのうち70%が動かす力は「ない」と答えた。(磯田和昭)

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