日本記録出しても「今年で最後」 陸上金井、決意のわけ

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堀川貴弘
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 競技生活は今年が最後。引退後は歯科医師の道へ。そんな青写真を描いている陸上選手が、東京五輪を目前にして日本新記録をマークした。

 先月29日に広島であった織田幹雄記念国際大会の男子110メートル障害決勝で、金井大旺(たいおう)(ミズノ)は1台目からリードを奪い、元日本記録保持者の泉谷駿介(順大)らを寄せ付けなかった。自己ベストを一気に0秒11更新し、高山峻野ゼンリン)が2019年に出した13秒25の日本記録を0秒09縮めた。

 金井が出した13秒16は、2019年ドーハ世界選手権なら銅メダル、16年リオデジャネイロ五輪なら銀メダルに相当する。日本選手初の五輪の決勝進出が現実味を帯びてきた。

 レース前に掲げていた目標は五輪参加標準記録(13秒32)の突破だっただけに「想定をはるかに上回ったので、自分でもびっくりしています」。冬場の練習で踏み切り時に重心を高いまま維持できるようになったことが、好記録の要因のひとつという。

 北海道函館市にある実家は歯科医院を営んでいる。自身も東京五輪を最後に競技を引退し、医大に進んで歯科医をめざすと以前から公言してきた。

 日本記録をたたき出しても「今年で最後という思いに変わりはない」と断言する。

 「区切りをつけてやっている…

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