中国産空母、南シナ海で訓練 海軍「今後も常態的に」

北京=高田正幸
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 中国海軍は2日、中国初の国産空母「山東」などの艦艇が南シナ海で訓練をしたと発表した。同軍は「今後も常態的に同様の演習を行う」としており、山東の本格運用へ訓練で実戦能力を高める狙いとみられる。

 海軍の報道官はこの日出した声明で、「年次計画に基づく定期的な訓練だ。国家の主権や安全、発展の利益を守る能力を向上するためのものだ」と説明した。

 山東は2019年12月、南シナ海に面する海南島三亜の海軍基地で就役。20年12月にも台湾海峡を通過して南シナ海で訓練をした。

 中国海軍は先月、空母に似た甲板や揚陸艇の格納庫を持つ初の強襲揚陸艦も海南島で就役させたばかり。南シナ海や台湾周辺での運用を想定した配備とみられる。

 一方、米国は中国軍に対し、牽制(けんせい)の動きを強めている。米海軍は先月、フィリピン海を航行した米イージス駆逐艦「マスティン」が中国空母「遼寧」を監視する様子をウェブサイトで公開。これを受けて、中国国防省は「近距離での監視を続け、航行の安全を脅かした」として、米側に厳正な申し入れを行った。(北京=高田正幸)