代表主将、目の上に青あざ 女子ラグビー国内大会激戦

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【動画】太陽生命ウィメンズセブンズ第1戦・東京大会はチャレンジチームが優勝=有田憲一撮影
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 弾むようなステップで何度も防御を破り、MVPに輝いた大黒田裕芽は笑顔だった。

 「太陽生命大会に出るのは3シーズンぶりだったから、純粋に楽しみで、ワクワクした気持ちでした」

 7人制ラグビー女子の日本一を決める太陽生命女子セブンズシリーズ第1戦・東京大会(1、2日)。本来なら若手有望選手が経験を積む場として使われる「チャレンジチーム」は今大会、東京五輪代表候補12人で編成された。

 3月末から4月初旬にドバイで行われた国際大会に出た16選手から大黒田、主将の中村知春永田花菜の3人が選ばれ、国内に残留していた9人とともに出場した。

 長年、日本代表の第一線で活躍し、リオデジャネイロ五輪にも出場した大黒田は代表活動優先で、所属チームの一員として国内の太陽生命女子セブンズシリーズに参戦する機会は少なかった。だから「ワクワク」したのだった。

 代表候補はコロナ禍で海外遠征が満足にできず、この1年、真剣勝負がほぼできていない。外国選手も出場する国内チームとの実戦は、3カ月後に迫る本番に向けて格好の舞台だった。

 2日間で6試合を戦い、大黒田は「色々な攻守のタイプのチームとやらせてもらうことができた」と語った。

 日本ラグビー協会は昨年末、女子代表ヘッドコーチ(HC)を、男子代表コーチだったニュージーランド出身のハレ・マキリ氏に代えた。実績が出ていない女子代表の可能性を広げるため、五輪7カ月前の荒療治に踏み切っていた。ドバイの国際大会ではタックルをされてからのオフロードパスやゴロキックを使う新戦術も試した。

 突破役の黒木理帆は「HCが代わってラグビーが変わった。自分で行くところと球を離すところの判断をしながらプレーするのが難しくて、自信をなくしていた」という。

 ドバイでプレーする仲間の映像を見て、自分に何ができるかを想像して東京大会に臨んだ。「大会はプラスになった。自分がどうやったら生きるか。その感覚が戻った気がした」

■「個のパワーが強化されてい…

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