教員免許のうっかり失効、神戸市教委が事実上の救済措置

鈴木春香
[PR]

 【兵庫】教員免許の更新手続きをせず神戸市内の小学校教員4人が失職した問題にからみ、市教育委員会は30日、教員採用の特別選考試験を実施すると発表した。失職者らが合格すれば7月にも復職できる可能性がある。事実上の救済措置だが、広く一般向けに募集する。

 市教委は即戦力の教員を採用するとして、今回初めて「市立学校園の教員として3年以上の勤務経験があり、離職後5年以内の者」を対象とする選考枠を設定した。受験者は通常の採用試験の一部が免除される。

 免許を失効した教員らは、30時間の講習を受けるなどすれば免許の効力が復活する。採用試験に合格すれば、正規職員に戻ることが可能だという。

 教員免許は2009年に10年ごとの更新制が導入されたが、更新を忘れるなどする「うっかり失効」が各地で相次ぐ。市教委では、小中学校教員ら計7人が免許の更新手続きをしなかったことが発覚。うち4人は失職、1人は失効直前に気付いて自主退職した。(鈴木春香)