ワクチン接種進むNY、経済活動制限の大半19日に解除

ニューヨーク=藤原学思
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 米ニューヨーク(NY)州のクオモ知事は3日、経済活動の制限の大部分について、今月19日に解除すると発表した。新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいるためで、NY市ではデブラシオ市長が掲げた「7月1日の完全再開」が事実上前倒しされる。

 小売店や飲食店、ジムや文化施設に設けられていた人数規制がなくなり、店内飲食の営業時間制限も31日に外れる。NY市を拠点とする大リーグのメッツやヤンキースの上限観客数も、収容可能人数の20%から33%へと引き上げられる。

 今後は大勢が集まるイベントの再開も予想される。ただ、ワクチンの接種完了か陰性の検査結果のいずれかが証明できない場合、疾病対策センター(CDC)の指針に沿い、約1・8メートルのソーシャルディスタンシングの徹底が求められる。

 規制緩和に伴い、「眠らない街」の象徴であるNY市周辺の地下鉄の24時間運行も17日から再開される。昨年5月、消毒のために未明の運行をやめ、現在も2時間は止まっているが、休止時間がなくなる。

 NY州では、人口の35%にあたる約700万人がすでにワクチンの接種を完了している。2日の検査数に対する陽性者の割合は1・79%と昨年11月の水準まで下がり、入院患者数も3千人未満となっている。(ニューヨーク=藤原学思)