木の温かみ 柳ケ浦駅舎模様替え 待合室やトイレ改修

大畠正吾
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 大分県宇佐市のJR柳ケ浦駅の待合室やトイレが改修され、4月から利用が始まった。1963年にできた駅舎は老朽化が目立っていたが、木材をふんだんに使った温かみのある空間に生まれ変わった。

 柳ケ浦駅は市内のJR駅では最も多い1日約1200人の利用がある「宇佐の玄関駅」。市は2018年度から5年計画で「駅周辺整備事業」に取り組み、駅舎と駅前広場の整備を進めている。

 駅舎の改修は昨年夏から、約9500万円をかけて実施。建物はそのままで、内部などを改修した。約60平方メートルの待合室は壁や天井に県産木材などを使い、ホームとロータリーの両側に開放的な大きな窓をつけた。柳ケ浦高校や宇佐産業科学高校の生徒たちの協力で作ったベンチも置いている。

 駅長室などがあった場所には多目的室を新設。現在は子どもたちの作品などを展示しているが、将来は宇佐の特産品販売などに活用することも検討している。

 「暗くて汚い」と不評だったトイレは、清潔で使いやすくなった。女子トイレは個室を2カ所増やし、利用者の声を採り入れてパウダースペースも設置。多目的トイレも新設した。

 市都市計画課の担当者は「居心地のいいスペースができたと思うので、多くのみなさんに利用してほしい」と話す。

 整備事業は駅舎改修のほか、駅前広場を2倍に広げ、混雑時にも安全に使えるようロータリーの整備や送迎用の待機スペースを設ける。事業費は約10億円で、来年度に完成する予定だ。(大畠正吾)