飯塚新人音楽コンクール ピアノ本選出場者決まる

徳山徹
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 福岡県飯塚市のイイヅカコスモスコモンで開かれている第40回飯塚新人音楽コンクール(飯塚文化連盟、朝日新聞社など主催)は4日、ピアノ部門の予選が終わった。前日と合わせた応募者計45人の中から15人の本選出場者が決まった。うち福岡県出身者は重松良卓さん(19)=東京都=、小野杏奈さん(23)=愛知県=、有川信平さん(19)=東京都=の3人だった。

 この日はピアノ部門11人の審査のほか、声楽部門の予選も始まり、21人の映像審査があった。5日に声楽部門の本選出場者も決まる。

 ピアノ部門の審査をした5人に印象を振り返ってもらった。

 神戸女学院大学の岡田将准教授は「レベルが高く、しかもそろっていた。持ち味を発揮した演奏が目立った」と話し、福岡女子短期大学非常勤講師の柴戸亜樹さんも「コロナ禍の中だが、よく練習しているのが伝わってきた」。音楽評論家の下田幸二さんは「一人ひとりの個性が感じられる演奏が多く、面白かった」と評した。

 ピアニストの高橋多佳子さんは「さすがに飯塚新人音楽コンクール。とても感動的な演奏に出会うことができた」と評価。愛知県立芸術大学の武内俊之准教授も「このコンテストの審査はもう6、7回目だが、レベルが高く刺激を受ける演奏もあった」と語った。

 録画映像による審査については「録画のやり方次第で音質などが違ってくる」との指摘もあったが、「コロナ禍ではやむを得ない。映像審査ならではの工夫や表現に着目することもできる」と前向きに受け止める声が目立った。

 本選は6月6日、予選と同じイイヅカコスモスコモンで無観客のステージ審査が予定されている。(徳山徹)