三重県議会、定数の削減案に反対が次々 3減は見通せず

有料会員記事

大滝哲彰
[PR]

 三重県議会の議員定数削減問題をめぐり、議会内で膠着(こうちゃく)状態が続いている。3月に定数を現行の51から48に減らす正副議長案が示されると、すぐさま反発の声が上がった。日沖正信議長は今月に予定されている正副議長選までに条例化をめざしたい考えだが、実現は見通せていない。

 正副議長案では、伊勢市選挙区と鳥羽市選挙区、尾鷲市・北牟婁郡選挙区と熊野市・南牟婁郡選挙区をそれぞれ合区して、定数を1ずつ削減。さらに、伊賀市選挙区を現行の3から2にして計3減とする。この案が実現すると、最大3・28倍だった一票の格差は、2・41倍まで縮められる。

 だが、名指しされた選挙区内からの反発は根強い。県議会がパブリックコメントを実施したところ、「特定の地域の声が県政に届きにくくなる」といった反対意見が伊賀市民らから寄せられた。また、伊賀市伊勢市熊野市御浜町、紀宝町の各首長は「議論が尽くされていない」「違和感を感じる」などとして、次々と反対を表明した。

 合区や削減の対象とされた選挙区の議員らも同様だった。4月20日に開かれた県議会全員協議会の議論では「伊賀市の切り捨てだ」「伊勢市鳥羽市の合区は不自然」「南部地域をひとくくりにするのは無理がある」と反対意見が続出。同月26日に開かれた会派の代表者会議でもまとまらず、結局、正副議長案で合意することはできなかった。

定数削減、難しさ物語る過去

 三重県議会基本条例では議員…

この記事は有料会員記事です。残り240文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら