G7外相、台湾の国際機関参加を「支持」 中国は反発か

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ワシントン=園田耕司、高野遼
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 ロンドンで開催されている主要7カ国(G7)の外相会議でまとめられる共同声明をめぐり、米国務省高官は4日、訪問先で記者団に対し、台湾が世界保健機関(WHO)などの国際機関に参加することへの強い支持が明記される見通しであることを明らかにした。台湾の参加に反対する中国が反発するのは必至とみられる。

 米国務省高官は、台湾の参加支持を共同声明に明記する理由について、「台湾が(WHOなどに)参加する権利を持っているのみならず、彼らは新型コロナ対策をめぐって我々全員の役に立つ多くの経験を持っている。彼らを排除するのは自滅的だ」と語った。台湾はWHO年次総会へのオブザーバー参加を求め、日米などは台湾の参加を支持しているが、中国の反対で実現していない。

 高官はまた、4日のG7外相会議の議論で「中国に関する問題が議題の中心を占めた。(中国問題は)我々の議論しなければいけない多くの重要な議題の中で最も重要な議題だった」と指摘。高官によれば、この日の議論では、中国の人権問題をめぐる振る舞いについて各国から強い懸念が示されたという。高官は世界人権宣言や国際的な人権規約に言及したうえで、「(中国の人権問題は)国内問題ではない。中国が署名した国際的な義務に従って行動するべき問題だ」と強調した。

 中国をめぐる問題ではほかにも、経済力を背景にした中国の威圧的な行動を始め、南シナ海などで中国が軍事活動を活発化させている問題についても強い懸念が示されたという。

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