米ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさん(当時46)を死なせたとして、殺人などの罪で有罪評決を言い渡された元警官の被告側が4日、裁判のやり直しを求める動議を地元の裁判所に提出した。「評決は法に反している」と訴えている。
デレク・チョービン被告(45)の弁護側が出した書面では、動議の根拠として10点を主張。裁判官が地元で裁判を開いたことや、陪審員を公判中に隔離せず報道を見聞きできる状態にしたことで、「正当な法手続きと公正な裁判を受けるという被告の憲法上の利益が侵害された」としている。
同州司法長官の広報担当者は取材に「裁判所は被告側の主張の多くをすでに退けており、検察側としては動議に強く反論する予定だ」とメールで回答した。被告は昨年5月にフロイドさんの首を圧迫して死なせたとして、今年4月に有罪の評決が言い渡された。量刑は6月25日に言い渡される予定。
弁護側はまた、「陪審員に不…