イスラエル、野党が組閣交渉へ 首相が連立まとめられず

エルサレム=清宮涼
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 イスラエルのリブリン大統領は5日、3月のイスラエルの総選挙(定数120)で第2党となった中道の野党「イエシュ・アティド」のラピド党首に組閣交渉を委任した。第1党の右派「リクード」を率いるネタニヤフ首相が組閣を試みていたが、野党との連立交渉をまとめることができなかった。

 ラピド氏による組閣が不調に終われば、2019年4月以降で5度目となる総選挙の可能性が高まる。

 3月の総選挙では与野党が伯仲。リクード、イエシュ・アティドのいずれも過半数となる勢力を築けなかった。リブリン氏はまずネタニヤフ氏に連立交渉を委任したが、同氏は4日の交渉期限までに支持を集められなかった。

 これまでネタニヤフ氏の続投をめぐって政界が分裂し、2年間で4度の選挙が行われる異例の事態が続いている。ラピド氏は5日、「政治の機能不全が続いている。挙国一致内閣が必要だ」と呼びかけた。(エルサレム=清宮涼