夫の死後、年間10万人訪れる庭園育てた94歳死去

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中沢滋人
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 北海道帯広市の名物観光庭園「紫竹(しちく)ガーデン」社長で、「紫竹おばあちゃん」の愛称で親しまれた紫竹昭葉(あきよ)(本名=昭代)さんが4日、帯広市内の自宅で死去した。94歳だった。

 1927年に帯広で生まれた。夫を亡くしたあと、63歳のころから、悲しみを乗り越えて自分らしく生きることを考え、「昔遊んだ花いっぱいの野原をつくろう」と思い立った。同市郊外の牧草地を買い取って庭園造りをはじめた。92年、紫竹ガーデンを開いた。

 紫竹ガーデンは、約6ヘクタールの土地に、四季折々に2千種類以上の花が楽しめ、年間10万人以上が訪れる観光名所になった。有機栽培にも力を入れ、園内でつくった野菜を使った朝食ビュッフェも好評を博した。

 紫竹さんは、トレードマークの花柄の服や帽子姿で観光客をもてなし、気さくな人柄で親しまれた。紫竹ガーデン専務で長女の隈本(くまもと)かずよさん(73)によると、4日午前、自宅の庭で日課の作業をしていて倒れた。左手にコリアンダーの種、右手にスズメにあげるパンくずを握っていたという。

 隈本さんは「普段から花畑の…

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