拡大続くドラッグストア 食品増やし、スーパーに対抗

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宮川純一
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 ドラッグストア業界が拡大を続けている。日本チェーンドラッグストア協会によると、業界の売上高は2020年度で約8兆円と、20年前の3倍に増加。店舗数は約2万1千店と、2倍近くに増えた。

 各社とも、もうけの出やすい医薬品や化粧品で稼ぎ、食品や日用品を安く売ることで、スーパーやコンビニなどの客を奪って成長してきた。

 コロナ禍で、訪日外国人客による化粧品などの「爆買い」はなくなったが、代わりにマスクや消毒液などの特需が発生。同協会によると、外出自粛の影響で、遠くの大型店まで行かずに、ドラッグストアなど近所の店で生活必需品を買う傾向が強まっているという。事務総長の田中浩幸さんは「全てがそろわなくても、医薬品などのついでに1カ所でできるだけ色々買いたいという人は多い」と話す。

 そうした中で、各社がまだ伸びしろが大きいとみて力を入れるのが食品だ。店舗数が約2400と業界最多のツルハホールディングス(HD、札幌市)は「冷凍食品に限れば、品ぞろえでスーパーとも勝負できる」(広報)とする。

 扱いやすい加工食品だけでなく、スーパーに対抗するうえで重要な生鮮食品の取り扱いを強化する動きもある。クスリのアオキHD(石川県白山市)は昨年から石川、茨城、京都のスーパー計4社を買収。生鮮食品などの仕入れのノウハウを吸収し、ドラッグストアの運営に生かしたいという。

 「ディスカウントドラッグ」…

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