山形・新庄のゆめりあに鉄道ギャラリー

星乃勇介
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 JR新庄駅(山形県新庄市)隣の最上広域交流センター「ゆめりあ」に鉄道ギャラリーがオープンした。鉄道模型が走り回るジオラマ(立体模型)や鉄道グッズが展示されている。

 ジオラマは2基あり、滋賀県長浜市の鉄道資料展示施設から譲り受けたもの(幅3・5メートル、奥行き1・5メートル)と、舟形町の住民がつくった60年前の舟形駅周辺の様子(幅4・5メートル、奥行き1・3メートル)。12分の1のサイズの蒸気機関車や鉄道写真のコーナーもある。

 4月上旬の記念イベントでは、鉄道友の会山形支部が会場で400両以上の模型を走らせた。スタッフに運転させてもらった山形市の星野晴凪(せな)君(8)は「広いところで(模型を)動かせてすごく楽しい」と大喜び。父の高志さん(37)も「コロナで催しも少ない中、貴重な機会。鉄道でまちおこしは面白い着眼点。ぜひ頑張って欲しい」。支部長の二宮敬彦さん(59)は「鉄道は集客コンテンツになる。地域振興のため協力したい」と話す。

 新庄は奥羽線、陸羽東線、陸羽西線が十字に交差する鉄路の要衝で、山形新幹線の北の終着駅。いまも赤れんがの機関庫や蒸気機関車の方向転換に使われた「転車台」が残る。「鉄道のまち」として栄えた歴史を踏まえ、鉄道を新たな観光資源として地域の活性化に生かすことにした。

 ゆめりあは最上地域8市町村の情報発信の拠点でもある。そこで、各地の観光名所のジオラマ制作を、高校生の建築甲子園などで入賞している新庄市の県立新庄神室産業高に依頼。同校も探究型教育の一環として取り組むことになり、両者が4月3日、「ゆめりあ鉄道のまち創造プロジェクト」の連携協定を結んだ。担当者は「鉄道を軸に、みんなで地域の歴史と魅力を振り返るプロジェクトにしたい」と意気込む。

 ギャラリーはゆめりあの「もがみ体験館」内にある。入場無料で年中無休。午前9時~午後6時。ジオラマで自分が持ち込んだ模型を走らせることはできない。問い合わせはゆめりあ事務室(0233・28・8888)。(星乃勇介)