リハビリにあの名所も 神戸愛にじむイニエスタ復帰の道

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小俣勇貴
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 サッカーJ1ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが今月1日、右足の大けがから復帰を遂げた。

 世界的な名手が約4カ月に及んだ長いリハビリの場に選んだのは、母国スペインではなく、神戸の街だった。

 昨年12月、神戸はカタールでアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメントに臨み、4強にまで進んだ。

 移籍以来、自身とクラブの悲願であった「アジアナンバー1」をめざす戦いのなか、イニエスタは右大腿(だいたい)部の腱(けん)を断裂するけがを負った。

 戦列を離れ、スペインに帰国して同15日に手術を受けた。全治は4カ月だった。

 昨年末のうちに日本に戻った。36歳。いかにスター選手とはいえ、キャリア晩年を迎えての大けがは、不安も大きかったはずだ。

 それでも異国の地であるはずの神戸から発信されるツイッターなどのメッセージは実直で、前向きだった。

 1月26日。それまで必要だった、松葉杖を手放して歩き出す動画を投稿した。

 「とてもうれしくて、これからも頑張ります!」

 チームメートが沖縄でキャンプに打ち込んでいた2月11日には、「visselkobeが恋しいです」と記した。

 同16日にはチームの開幕前の必勝祈願に参加した。本拠ノエビアスタジアム神戸近く、平清盛とのゆかりもある和田神社(神戸市兵庫区)を訪れ、語った。

 「調子はいい。ここからも焦らず、でも確実に一歩一歩、回復にむけて進んでいければ」

 同27日、ノエスタであったガンバ大阪との開幕戦にも駆けつけた。1―0での勝利後、ピッチに姿を見せた。芝の上でボールを蹴る自分の娘たちを見守りながら、ゴール裏に残るサポーターと手を振り合った。

 神戸らしいスポットもリハビリに利用したようだ。

 3月9日、「標高698・6…

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