性暴力への問題提起 「見える化」された数字が支える

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メディア空間考 三橋麻子(コンテンツエディター)

 朝日新聞デジタルでは、連載「子どもへの性暴力」の第4部を4月20日から26日まで配信した。社会的な立場を利用した性暴力にスポットをあてたシリーズで、教師や医師らによる性暴力を取り上げた。今回もたくさんの読者に読んでいただいたと思う。

 第1部が始まったのは一昨年12月。取材班は1年以上をかけ、家族間などの性暴力にあった被害者へのインタビューを重ねてきた。被害者は実名で記事に登場し、写真もある。さまざまな反応が予想された。

社内では長く議論を重ねて内容が精査された。そして、紙面と同時にデジタルでも配信することになった。

 ネットの世界には心ない誹謗(ひぼう)中傷をする人たちもいる。取材を受けてつらい経験を話してくれた人たちや、その現在の家族を興味本位の視線から守りつつ、真摯(しんし)な関心を寄せてくれる人たちに記事を届けるにはどうしたらよいか。デジタルの編集者として、頭を悩ませた。

 ご本人の写真は記事には付け…

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