ウーバーイーツの新報酬体系 「アメとムチ」の巧みさ

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聞き手・藤えりか
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 飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」が10日、「実質的な報酬水準の切り下げでは」との批判が上がっていた新しい報酬体系を全国に広げる。実際の配達員の受け止めを、同社を含む3社の仕事をしながらユーチューブで発信している大阪市の会社員、大橋敦史さん(41)に聞いた。

 会社員の傍ら、2018年5月にウーバーイーツの配達員を副業として始めました。今は「出前館」と「DiDiフード」もあわせた計3社で掛け持ちしています。今回の報酬改定の連絡を受けて感じたのは「絶賛と非難」ですね。非常に複雑な思いです。

 新しいシステムの良いところは、飲食店の名前や届け先の場所が配達依頼を受ける前に分かるようになる点です。今は、いざ配達しようとしても、依頼を受けるまでは、お店の位置が配達員のスマートフォンアプリの地図上に示されているだけ。慣れている配達員なら「あ、これはあのマクドナルドだな」といったように推測はできますが、お店が密集している地区だと全くわかりません。

 また、どこに配達するかは事前には全く表示されません。スマホで配達依頼を受ける操作をした後に初めて分かる仕組みで、事前には何をどこまで運ぶかが選べませんでした。

 だから、この改定で働きやすくなったと感じる配達員はいるでしょう。自宅の近くで効率的に仕事を終えたいと思う配達員も非常に多く、その意味では非常にすばらしいと思っています。

 一方、注文しても配達員が仕…

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