被害者と容疑者「トラブル確認されず」 茨城の一家殺傷

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 茨城県境町の住宅で2019年9月、小林光則さん(当時48)と妻美和さん(同50)が殺害され子ども2人が重軽傷を負った事件で、茨城県警は7日午後4時から記者会見し、岡庭由征容疑者(26)を夫妻に対する殺人容疑で逮捕したと発表した。

 捜査本部が置かれた境署であった記者会見では、原田哲也刑事部長が冒頭、岡庭容疑者を逮捕した理由について「関係者からの聴取、現場鑑識、押収品の鑑定解析などの捜査を進め、本件に関与した疑いが強まった」と説明した。

 会見では、岡庭容疑者の認否を尋ねる質問が相次いだが、捜査1課の綿引英治課長は「捜査に支障がある」として明らかにしなかった。取り調べには応じているという。

 岡庭容疑者と被害者の面識については「現時点では接点はなかったとみている」と説明。逮捕まで約1年半かかった理由としては、「有力な情報がなく、被疑者と被害者の接点がなかったこと」などを挙げた。現場で何かを物色した跡はなく、岡庭容疑者と被害者とのトラブルも確認されていないという。

 凶器は「鋭利な刃物とみている」と説明する一方、持ち込まれたものだったかどうかは明言しなかった。

 岡庭容疑者は埼玉県三郷市に住んでいた。綿引課長によると運転免許は持っていないといい、徒歩か自転車で移動していたとみられるという。事件当時の移動手段は今後の捜査で解明していくとした。