重点措置の適用要請へ 熊本県 独自の「蔓延防止宣言」

新型コロナウイルス

大木理恵子 屋代良樹
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 熊本県は7日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。蒲島郁夫知事は会議の中で、熊本市を対象地域と想定した「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請すると発表。熊本市での対策強化のため、県独自の「熊本蔓(まん)延防止宣言」も発出した。

 県によると、熊本市の新規感染者数は大型連休中に一時的に減少した。しかし、6日に陽性が判明したのは60人(暫定値)に上り、1日当たりでは第4波で最多となった。6日時点の病床使用率も75%と高止まりしており、医療態勢が逼迫(ひっぱく)。熊本市で感染が拡大すると県内全域に波及する傾向があることなどから、さらに対策を強化する必要があると判断した。

 第3波に見舞われた年末年始でも連休明けに感染が急拡大したことなどを踏まえ、「熊本蔓延防止宣言」を発出。熊本市中心部の酒類を提供する飲食店などへの営業時間短縮要請について、対象地域を市全域に広げ、午後9時までとする営業時間を午後8時までに繰り上げるよう求めた。期間は10日から31日まで。熊本市民には、特に午後8時以降の不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。

 県は時短要請に応じた店に協力金を支払う。約4500店を想定し、中小企業には売上高に応じて1日当たり最大7万5千円、大企業には最大20万円など。コールセンター(096・333・2828または096・213・7090)で問い合わせを受ける。

 新たに緊急事態宣言の対象になる福岡県に近い有明保健所管内(荒尾市玉名市、玉名郡)について、県は酒類提供飲食店に午後9時までの時短営業を求めていた。7日、感染状況などを踏まえ、19日までとしていた要請期間を31日まで延長した。(大木理恵子)

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 熊本県熊本市は7日、100人が新型コロナウイルスに感染し、熊本市の90代女性が死亡したと発表した。1日に発表された新規感染者数としてはこれまでで最多の101人(1月8日)に次いで多い。県内で確認された感染者は計4514人、死者は83人になった。

 熊本市中央区のバーで二つのクラスター(感染者集団)も発生。市によると、「Bar(バー) Knight(ナイト) Arrow’s(アローズ)」で10~30代の従業員と利用客の男女計5人と、「Walpurgis(ワルプルギス)」で10~40代の従業員と利用客の男女計6人。県内で確認されたクラスターは計61例となった。(屋代良樹)

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