「ルールなら」 無償でワクチン、五輪選手の胸中は

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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに出場する各国・地域の選手団向けに、新型コロナウイルスのワクチンが無償で提供されることが発表されて一夜明けた7日、大会をめざす選手や関係者などから歓迎する声が上がった。一方、優先的に接種されることになることへの戸惑いがのぞく選手もいた。

 大阪府門真市で開かれているアーティスティックスイミング(AS)の日本選手権にオープン参加した日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(70)は、「もちろんワクチンは接種させたい」と歓迎した上で、「一つ希望として、五輪の前にかかっては何もならないから、一日も早く一刻も早く接種させてあげたいというのが本音」と語った。

 主将の乾友紀子(30)は「いまのところ詳しい話は聞いていない。日本水連やJOC(日本オリンピック委員会)の指示に従いたい」と言い、私見として「すごくウイルスが蔓延(まんえん)しているので、自分で自分の身を守るという面で、接種できたらと思う」と語った。

 東京・海の森水上競技場で開かれたボートのアジア・オセアニア大陸予選で、東京パラへの出場権を獲得した市川友美(41)は「20代や30代の仕事をしている人に打った方がいいのではとは思う。ただ、海外から来る人(選手)が打っているのに、国内の人(選手)が打っていないのは確かにおかしいといえばおかしいかな」と述べた。

 五輪初採用となる空手の女子組手61キロ級の染谷真有美(27)は、代表入りを確実にしたポルトガルでの国際大会から帰国後にオンラインで取材に応じ、「正直、私は自分からワクチンを打とうという気はなくて、ルールなら従おうという気持ち。特に世間の声を気にしているわけではないが、わざわざリスクを冒さなくても、というのはありました」と話した。

 大会組織委員会の橋本聖子会…

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