NY株、3日連続で史上最高値を更新 失業率は悪化

ニューヨーク=真海喬生
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 米ニューヨーク株式市場で7日、主要企業でつくるダウ工業株平均が史上最高値を3日連続で更新した。この日発表された米国の雇用統計は市場予想を下回る結果だった。だが、株式市場の懸念材料とは解釈されず、むしろ金融緩和が長く続くとの見方から株式が買われた。終値は、前日より229・23ドル(0・66%)高い3万4777・76ドル。

 4月の米雇用統計は、景気動向を反映しやすい非農業部門の就業者数の増加幅が市場予想を大きく下回り、失業率も前月の6・0%から6・1%へと悪化。ただ、この結果については、失業保険の拡充や新型コロナへの不安で労働者が就業から遠ざかったことが理由、との解釈が広がった。米金融情報サイト「バンクレート」のグレッグ・マクブライド氏は「失業保険の拡充に加え、保育サービスの不足など様々な理由で仕事に就かない人がいて、雇用の回復ペースが鈍化している」と指摘する。

 雇用の回復ペースが緩やかなことで物価の上昇にも時間がかかり、株式市場が警戒している米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めがすぐには始まらないとの見方が株価上昇につながった。ダウは5日連続での値上がりとなった。(ニューヨーク=真海喬生)