自宅療養者4週間で4倍 大阪は感染者急増に追いつかず

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権敬淑、下司佳代子、編集委員・辻外記子 阿部彰芳
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 新型コロナウイルス感染症の「第4波」が拡大し、病院に入院できず、自宅や施設で療養する感染者が急増している。ベッドを増やすなど、各地で改善策がとられているが、とくに関西では、医療現場の深刻さが増すばかりだ。

 京都府では4月中旬から重症者が急増し、入院調整に時間がかかるようになった。自宅療養者数に呼応して、2月から府と連携する「訪問診療チーム」には、出動要請が増えた。

 チームは、新型コロナに感染し、自宅療養せざるをえない高齢者らを訪ね、酸素吸入や点滴などのケアをする。チームを率いる「よしき往診クリニック」(京都市西京区)の守上佳樹院長によると、府からの要請は大型連休に入ってさらに増えた。医師を2人から3人に増やし、24時間態勢をとる。4月25日の緊急事態宣言以降、新たに30人以上の患者に対応した。

 往診した患者の中で亡くなった人はいないが、「かけつけた時点で、ギリギリの状態の人が何人もいた」と守上さんは言う。府の入院調整に関わる山畑佳篤・京都府立医科大講師(救急医療学)は「連休中は多くの病院で入院を受け入れてもらい、訪問でも踏ん張ってもらいなんとか(医療が)保たれた」と話す。

 府では4月28日から、軽症者向けの療養ホテルの一つで、酸素やステロイドによる治療をできるようにした。5月6日からは夜間の当直医も置き、ホテルを事実上の「軽症者向け病院」にした。

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