観光バス来ないから大改装 成田の店が変えたターゲット

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上沢博之
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 成田山新勝寺近くの好立地にあり、観光バスの団体旅行客でにぎわってきた「米屋(よねや)観光センター」(千葉県成田市東町)が、個人・地元客向けの「なごみの米屋門前店」にリニューアルされた。コロナ禍が長期化する中、団体旅行客の回復は厳しいと、経営する老舗菓子店「米屋」(本社・同市上町)が判断。乗用車で訪れる家族連れや、地元住民向けの店舗への改装に踏み切った。

 米屋観光センターでは、1階で和菓子や土産物を販売したほか、1、2階で観光バスで訪れる団体旅行客向けに予約制で食事を提供、食事スペースは約500人分の広さがあった。駐車場も、観光バス用のスペースが中心となっていた。

観光センターから近隣住民中心の店へ

 先月26日のリニューアルオープンからは、1、2階の食事スペースを廃止し、営業スペースを以前よりコンパクトにして1階のみに集約。人気のようかん、どら焼きなどの和菓子に加え、近隣の住民らをターゲットに、新たに地元産の野菜や人気店のパンなどの販売を始めた。土産物に加え、日々の食品にも重点を置いたかたちだ。

 駐車場も白線を乗用車36台分に引き直し、観光バスなど大型車両用は2台分に。さらに、駐車場代無料の条件としていた「2千円以上の買い物」を撤廃し、買い物をすれば駐車場代を無料とした。

 地元産野菜などの販売にも重点を置いたリニューアルは、同社として初の試みだという。営業本部長の並木一則常務は「コロナ禍でも成田山に来てくださる個人や地元のお客さまを大切に、おもてなししたい」としている。(上沢博之)

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