「20、30代で酸素吸入も」 感染者、連日最多の大分

新型コロナウイルス

中島健
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 大分県大分市は8日、新たに93人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日あたりの発表では前日の78人を上回り、2日連続で最多を更新した。45人の感染経路不明者も最多で、県内各地で市中感染が危惧される状況だ。

 地域別では、大分市が55人、別府市9人、日田市宇佐市各5人、中津市佐伯市各4人、由布市3人、竹田市豊後高田市各2人、臼杵市、津久見市、日出町、玖珠町が各1人。

 この1週間の感染者は計410人で、病床利用率は49%と医療体制を圧迫している。ここ1週間の感染経路不明者の割合も41・7%で、県によると、いずれも全国的に高い水準にあるという。

 93人のうち、家族から感染したとみられる人は28人で過去最多になった。発症から感染と診断されるまでに時間がかかった人の接触者に感染が多く、大型連休中に家庭内で感染が広がったとみている。

10代以下も10人感染 変異株の影響か

 感染経路が分からない人も連休中に感染した人が多いとみられ、県福祉保健部の藤内修二理事は「過去最多の感染者という以上に、経路不明者が多いことを深刻に受け止めている」と語った。

 年代別では、20代が25人と最も多く、30代17人、50代15人、40代14人と続く。10歳未満と10代を合わせ10人の感染も確認されており、県は、従来のウイルスより変異ウイルス(変異株)の感染力が強いことが子どもへの感染に影響しているとみている。

 藤内理事は「20代、30代の感染者で酸素吸入が必要な人も出てきている。変異株の感染が広がっており、若い人にも自分のこととして考えていただき、できることを実践して欲しい」と話した。

 93人のなかには、施設職員5人も含まれる。施設に入所する高齢者や職員には新型コロナワクチンの優先接種が行われているが、まだ効果が出る段階ではなく、県は感染防止策の徹底を呼びかけている。(中島健)

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