八戸発「高級サバ缶」 付加価値は衛生管理

横山蔵利
[PR]

 青森県八戸市の水産加工会社「ヤマヨ」が、八戸港荷さばき所A棟に水揚げされたサバを使った缶詰を売り出した。A棟は世界的に厳しい衛生管理基準をクリアしており、衛生面で付加価値をつけた高級路線で、ブランド強化をめざす。首都圏のほか、シンガポールを中心に東南アジア各国での販売も予定している。

 「鯖(さば)水煮」と「鯖みそ煮」の2種類で、1缶200グラム入り。みそ煮は海外での限定販売となる。オープン価格だが、1缶400~500円となる見込み。市内では、三春屋と八戸パークホテルで販売している。

 ラベルは、シンガポール出身で東京在住のアーティスト、アデリン・ヨー・松崎さんが描いた。絵の具を指につけて描く手法で、松崎さんは「訪れて感じた八戸の海やサバなどをイメージしました」と話した。

 A棟は、世界的に厳しい衛生管理基準EU・HACCP(ハサップ)をクリアした国内初の荷さばき施設だが、サバの水揚げが激減していることなどから利用が低迷。今回のサバ缶にはA棟のブランドを高めるねらいもある。PR用の写真撮影をした小林眞市長は「国際的にみると、魚の需要が増えている。衛生管理や品質なども評価されてきている」と期待した。(横山蔵利)