合戦当時の刀剣を紹介 関ケ原古戦場記念館 岐阜

板倉吉延
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 戦国時代に美濃などでつくられ、合戦で使われた刀剣を紹介する企画展「物語る戦国合戦―美濃の刀剣―」が、岐阜県関ケ原町関ケ原の岐阜関ケ原古戦場記念館で開かれている。30日まで。

 美濃の刀工兼元の刀=関市重要文化財=や賤ケ岳七本槍(やり)の一人、平野長泰が使ったとされる槍「兼道」など、関ケ原の戦い(1600年)前後に作られた刀剣11点を紹介する。足軽向けに書かれた合戦の指南書「雑兵物語」、武具の着用法や合戦の作法などを記した「武器図考」をはじめ、当時の合戦作法を伝える古文書など9点も並ぶ。

 記念館によると、刃と柄の長さが同じ「長巻」は、江戸時代には柄部分を切り落として脇差しなどにする作り直しが流行したため、当時の形で残るものは珍しいという。

 会場では、刃文が美しく見える角度や鑑賞方法をパネルで紹介。アニメなどの影響で女性や子どもに刀剣人気が高まっていることを踏まえ、通常よりやや低めの位置で展示している。記念館の鵜飼裕紀学芸員は「合戦当時の刀剣を、合戦の地で実感を持って見てもらえたら。実用の刀剣の持つ迫力を楽しんでほしい」と話す。

 事前予約制で、入館料(一般500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)が必要。問い合わせは記念館(0584・47・6070)へ。(板倉吉延)