不祥事、少子化…逆風下の第一生命 稲垣社長が抱く戦略

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聞き手・津阪直樹
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 超低金利、少子高齢化の荒波にさらされている生命保険業界。営業社員による巨額の詐欺事件が発覚した第一生命は、とりわけ厳しい状況に直面している。信頼の回復と今後の成長に向けて、どんな戦略を描いているのか。稲垣精二社長(58)に聞いた。

 ――営業社員が顧客のお金を詐取する事案が相次いで発覚しました。

 「山口県の営業員が顧客から約19億円を詐取していた事件は、厚い信頼を寄せていただいたお客さまを裏切ったことは本当に残念で、深く反省しています」

 「お客さまとの手続きで現金の取り扱いを廃止したり、営業員とお客さまの間に会社が入る仕組みを設けたりしてきました。企業風土、体質の問題も再考を続けてきました。誠実な行動が座標軸であることを社内で改めて共有するため、新たに営業員の給与制度も見直す方針です」

 ――具体的には。

 「今の給与制度は、契約数な…

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