諦めずに「関わりたい」 元陸上選手の研修医が挑む五輪

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斉藤佑介
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに向けた陸上競技のテスト大会が9日、東京・国立競技場であった。大会ボランティアも300人ほどが参加した。

 この日、国立競技場には研修医の藤本華奈さん(25)の姿があった。東京五輪の大会ボランティアとして国立競技場で陸上の仕事に携わるため、テスト大会に参加した。国際審判ら関係者の仕事のサポートの合間にスタンドから女子800メートルが見えた。コロナ禍での開催は決して簡単だとは思わない。でも、「無観客でも伝わる選手の緊張感、高揚感、熱気。本番の舞台でも見てみたい」と感じたという。

 昨年4月から国立国際医療研究センター東京都新宿区)で勤務している藤本さんは、大阪府四條畷市出身で、自身も陸上選手だった。「大阪から東京に出てきたのは、医師としてオリンピックに関わりたいと思ったからなんです」

 高校1年で出場した府大会の陸上女子3千メートル走で3位に。当時の1位には現在マラソン選手として活躍する同い年の松田瑞生選手がいた。全国大会を目指して練習を重ねたが、その後は走るほどタイムを落とした。スランプは大学でも続き、無理を重ねて疲労骨折やけがを繰り返した。

 一方で、苦しい時期に周囲の…

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