飛騨こしひかりがパックご飯に JAが販路拡大に 岐阜

山下周平
[PR]

 コロナ禍で販売が低迷している岐阜県飛驒地域のブランド米「飛驒こしひかり」の販路を拡大しようと、JAひだ(高山市)などがパックご飯の販売を始めた。炊きたての味をそのまま味わえるといい、日本食ブームに乗って、海外輸出も目指す。

 3月下旬から販売が始まったのは「低温製法米のおいしいごはん 飛驒こしひかり」。JAひだが高山市や、全国のブランド米のパックご飯を手がける「アイリスフーズ」(仙台市)と協力して開発した。15度以下の低温で保管、精米することで、米本来のうまみを楽しめるという。

 飛驒こしひかりは各種のコンテストで高い評価を受けるブランド米だが、コロナ禍による観光客の激減を受け、外食を中心に消費は低迷。今後の米価が下落し、離農につながるなどの懸念もあり、これまではなかったパックご飯の販売を企画したという。

 手軽に食べられる上、賞味期限が13カ月と長く、防災備蓄用としての購入も想定している。また日本食ブームが続く海外での消費も視野に入れる。

 JAひだの谷口寿夫・代表理事組合長は「形を変えて販路を増やすことで、生産農家を守りたい」と話す。3パックで375円(参考販売価格)だが、販売店により異なる場合がある。(山下周平)