珍哺乳類カモノハシが危機 100年に1度が立て続けに

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ボビン〈豪南東部〉=小暮哲夫
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 昨年初め、オーストラリアで森林火災に見舞われたコアラの姿に、多くの人々が心を痛めた。

 猛威を振るった火災の影響は、愛らしくユニークな動物カモノハシがすむ水辺も脅かしていた。その姿を探しに、危機の生息地を訪ねた。

記事後半では、カモノハシの現地調査に同行した様子を動画で紹介しています。

 暗闇で静まりかえった森の中の川岸。ライトで照らした水面に、小さな半円形の物体が浮かび、そして、すぐに消えた。

 シドニーから北に260キロ。4月中旬、小さな町ボビン近郊の小川で続いていた生息地調査に記者が同行して、2日目の夜だった。

 ボートで一気に近づく。しかけた漁網を引き上げると、大きなくちばしを持ち、濃褐色の体毛に覆われた姿が現れた。

 野生のカモノハシだ。

 卵を産む珍しい哺乳類のカモ…

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