「離島」イメージとかけ離れた奄美 暮らしに驚いた記者

有料会員記事奄美・沖縄

外尾誠
[PR]

 ユネスコ国連教育科学文化機関)の諮問機関が、「奄美大島徳之島、沖縄島北部及び西表(いりおもて)島」の世界自然遺産への「登録」を勧告した。4島の中でも自然が最も多様とされ、「オンリーワンの島」とも呼ばれるのが奄美大島鹿児島県)だ。そこでの暮らしぶりはどうなのか。6年間、奄美支局長を務めた記者が紹介します。

 イオンにマツキヨ、モスバーガー、ツタヤ――。全国チェーンの店が並び、24時間営業のスーパーもコンビニもある。奄美大島に赴任して驚いたのが、その便利さだ。

 繁華街「屋仁川(やにがわ)」にいたっては、鹿児島県内で有数の飲食店数を誇る。もちろん中心部の名瀬地区に限った話だが、「離島」のイメージとはかけ離れている。

 ネットショッピングが発達した今、日用品の買い物で困ることはほとんどなかった。台風などで物資を運ぶフェリーの運航が止まると、スーパーの生鮮品の棚が空っぽになることはあったけれど。

 奄美は食も文化も自然と同様、魅力たっぷりだ。錦糸(きんし)卵やシイタケ、鶏肉、パパイア漬けなどの具材をご飯にのせて、熱々の鶏スープをかける「鶏飯(けいはん)」をはじめ、ソーメンをニラや煮干しなどと炒めた「油ゾーメン」、「山羊(やぎ)汁」など郷土料理は数多い。屋仁川に行けば、こうした島料理に簡単にありつける。

 漁も盛んで、大熊地区の漁港…

この記事は有料会員記事です。残り304文字有料会員になると続きをお読みいただけます。