ワクチン予約、役所に高齢者押し寄せる 電話つながらず

新型コロナウイルス

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 新型コロナウイルスのワクチン接種の電話予約をめぐり、NTT東日本と西日本は電話が集中して固定電話網がパンクするのを避けるため、10日に一部地域で発信を制限。この日から予約受け付けが始まった自治体では、電話がつながらなかった高齢者が役所に集まるなど混乱も見られた。

 東京都東久留米市では、受け付け初日だった10日、2400人分の予約が午前中だけでいっぱいに。予約ができる人は、65歳以上の市民約3万4千人で、電話がつながりにくい時間帯もあったといい、同市健康課によると、30人以上が市役所にやって来たという。「相談窓口は設けているが、『密』を防ぐために窓口での接種予約は受け付けていない。心苦しいです」。インターネットの予約サイトも一時アクセスしづらくなったという。

 一方、予約ができる年齢層を限定して、混乱を抑えようとする自治体も。中野区は、75歳以上の約3万7600人を対象に受け付けを開始。「つながらない」という苦情は数件で、区の担当者は「予約の対象が少ないのが一因だと思う」と話す。ほかにも、板橋区三鷹市などが75歳以上に絞って受け付けた。

 80歳以上に限定して予約の受け付けを始めたのは神奈川県鎌倉市。しかし男性(83)が受け付け開始の午前9時から午後2時まで、電話につきっきりでかけ続けたが、全くつながらなかったという。「来週からは65歳以上の予約が始まる。さらにつながらなくなるのではと心配です」。同市によると、80歳以上の予約枠は十分に確保しているといい、「11日以降でも予約は取れるはず」としている。

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