十倉雅和氏、言いたいこと言う関西人? 経団連に新会長

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諏訪和仁
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 「財界総理」とも呼ばれる経団連の会長が、体調の悪化した日立製作所会長の中西宏明氏(75)から、住友化学の十倉雅和会長(70)に交代する。住友化学から経団連会長が出るのは、すでに故人となった米倉弘昌氏以来7年ぶりだ。どんな人なのか。

 1950年生まれ。地元の兵庫県立西脇高校で学んだころは、数学や宇宙に関心があった。「大学でも研究したいなと思ったんだけど、そこまでの才能はないし、性格的にも向いていない」と考え、東大の経済学部に進んだ。

 化学大手の住友化学に入ったのは1974年だ。公害が再び問題になり、日本経済は石油危機にも直面していた。「これらの問題を解決するのは化学の力」だと考えた。

 住友化学は1913年創業のしにせ。住友グループの祖業は、愛媛・別子銅山から掘り出した銅鉱石の精錬だが、この時に出る亜硫酸ガスを回収して肥料を作ったことが住友化学の起こりだ。今で言うと、公害を解決すると同時に農業の生産に役立てるような事業と言える。

 社長を務めたのは2011年から8年間。この間に売上高は2兆円を超えたが、さほど伸びていない。一方で利益は大幅に改善した。

 原油などを原料にしてプラス…

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