モモ+被災犬 風評払拭に一役

力丸祥子
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 風評被害を払拭(ふっしょく)しようと、特産のモモと被災犬をモデルにしたキャラクター「ももしば」が誕生した。ピンク色の体、モモ形の顔。考案者は「福島に関心を持つきっかけになればうれしい」と話す。

 モデルは桑折町出身でシンガポール在住の西原梢さん(36)のモモ農家の実家で暮らすシバイヌのチャオ。10年前の東日本大震災の時、元の飼い主とはぐれた。翌年6月、里帰り出産で実家に戻った西原さんが福島市保健所で保護されたチャオを見つけた。職員から「近く殺処分になる」と聞き、家族の一員に迎えた。

 実家には1・6ヘクタールのモモ畑が広がる。しかし、原発事故による風評被害は続き、県内のおいしい物や魅力を「ももしば」を通して伝えたいと考え、ツイッター(@momoshiba_wan)で発信している。

 「ももしば」のステッカーもつくり、福島市まちなか交流施設など県内17カ所で無料で配る。今後は「ももしば」がモモの栽培法を紹介する漫画なども企画し、発信する。西原さんは「風評に苦しむ福島の農家を応援するため、海外からもできることを続ける」と話す。ステッカーを入手できる場所はHP(https://momoshiba.com/別ウインドウで開きます)で確認できる。(力丸祥子)