北海道のコロナ病床は限界値に 医療体制は非常事態

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 北海道の鈴木直道知事は10日、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることから、全道のコロナ病床を想定される最大数に増やすと表明した。感染力が強いとされる変異ウイルスの影響で入院患者の増加が止まらないため、病床数を現在より3割多い1809床まで増やす。この数は道内で確保できる限界値ともいえる数字だ。他の通常診療にも大きな影響が出るとみられ、道内の医療体制は緊迫の度合いを増している。

 10日夕に道庁内で急きょ取材に応じた鈴木知事は「全道で病床のフェーズを最高レベルに引き上げる。最大確保病床に増やすことで、全道で医療体制が非常事態といえる状況だ」と述べた。6日までの1週間での感染確認の9割が変異株だったとし、「札幌市以外でも感染が急速に広がっている。全道で人と人との接触を削減しなければいけない状態だ」と訴えた。

 道は道内を6地域の「3次医療圏」に分けてコロナ病床を確保している。病床数は「フェーズ1」から「3」までの3段階。現在は4医療圏で「フェーズ2」、1医療圏で「フェーズ1」。患者が急増している札幌を含む道央医療圏はすでに「フェーズ3」と最大限まで確保した状態だ。

 これを全医療圏で「フェーズ3」まで確保病床を増やす。現在の全道の確保病床数の1420床(うち重症者用126床)を、1809床(同162床)まで増やすことになる。

 9日時点の道内の入院患者数…

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