大阪で自宅療養中に計18人死亡 うち17人は第4波で

新型コロナウイルス

浅沼愛
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 大阪府は10日、自宅で亡くなった新型コロナウイルス患者が計18人にのぼると発表した。うち17人は3月以降の「第4波」の時期で、病院で治療を受ける前に亡くなる患者が相次いでいる。病床逼迫(ひっぱく)が全国で最も厳しい大阪府では自宅療養者が急増しており、今回、府が初めて集計した。

 公表されたのは、医療の管理下になく、自宅や宿泊施設で亡くなった患者の合計人数のほか、年代や性別、療養状況。酸素投与や投薬治療を受けていた場合は除かれる。

 府の10日までの死者は1730人。そのうち、自宅で亡くなったのは、第3波(10月~今年2月)は1人、3月以降の第4波では17人に急増した(5月7日現在)。今回、高齢者や障害者施設、宿泊施設で亡くなった患者はいないという。

 大阪府門真市の高齢者施設の入所者13人が亡くなり、うち8人は施設で療養していたが、今回の集計には含まれなかった。

 年代別では60代が最多の7人で、次いで80代が5人。30代も1人いた。自宅で亡くなった状況をみると、療養中が10人、ホテルや入院の調整をしていた人が計8人いた。

 府内には10日時点で自宅療養者が1万4504人いるほか、宿泊施設での療養者が1547人、入院・療養を調整中が3302人いる。感染者のうち、入院しているのはわずか約1割にとどまる。一方、府が確保するコロナ病床の8割超が埋まり、特に重症病床では病床を上回る患者が発生している。吉村洋文知事が「コロナに感染しても適切な治療を受けられない可能性がある」と語るなど、医療提供体制は危機的状況にある。(浅沼愛)

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