羽根九段、山下九段に敗れ2敗に後退 囲碁名人戦リーグ

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 第46期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は10日、羽根直樹九段が山下敬吾九段に黒番中押しで敗れ、リーグ成績3勝2敗と後退。5戦全勝の一力遼天元を追う1敗者は、許家元(きょ・かげん)十段(3勝1敗)のみとなり、3位に羽根と山下が続く。

 剛腕・山下が、シノギの羽根の黒の大石に狙いを定めた。下辺から上辺に逃げる黒石を延々と追いかけ、37個に膨らんだ羽根の大石を豪快に召し捕った。ここまで負けては勝つ展開だった山下は連勝して白星先行。逆に羽根は開幕3連勝後の連敗でブレーキがかかった。

 名人戦リーグは9人の棋士による総当たり方式で、過去45期のリーグ戦で3敗を喫しながら挑戦者になった例は第9期の大竹英雄九段だけ。優勝争いは事実上、首位の一力、2位の許、3位の羽根、山下の4人に絞られている。6~8月のリーグ後半戦の3局。一力と許の上位2人は、いずれも3位羽根、山下との直接対決を残しており、予断を許さない。