一般高齢者の集団接種始まる 松江市

新型コロナウイルス

杉山匡史、清水優志
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 【島根】松江市で10日、65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの集団接種が始まった。接種前に気分が悪くなった1人が辞退したが混乱はなく、予定時間内に終えたという。今後、市内の他の集団接種会場と個別の医療機関でも本格化する。

 市内では、医療従事者や高齢者施設の利用者の接種は先行していたが、一般の高齢者向けは、この日のくにびきメッセ(学園南1丁目)が初日。受付で検温後、壁で仕切られた医師と看護師が待つ3カ所の診察室で1人ずつ接種を受けた。その後は副反応がないか30分間、いすで安静にし、2回目を予約して会場を出た。

 当日は180人が対象だった。辞退した1人分は会場の看護師に接種した。接種時の消毒でかぶれた人が1人いたが、接種自体で体調不良を訴えた人はいなかった。予約の1時間前に訪れる人など時間前の来場者が多く、待合用のいすを急きょ並べて対応した。

 夫婦で予約し、接種に備えて体調管理に気をつけてきたという主婦奥本須美子さん(73)=浜乃木7丁目=は「医師が緊張をほぐしてくれた。ワクチンが効いてくれることを祈っている」とホッとした様子。

 足立保・市新型コロナウイルスワクチン接種事業部長は「市民は冷静で落ち着いている。今後も順調に推移してほしい」と話した。

 市の高齢者向け接種(約6万人)は、大規模集団(くにびきメッセと市立病院)と地域集団(鹿島文化ホール、マリンゲートしまね、美保関体育館、八雲公民館)、個別(かかりつけ医など市内5病院・91診療所)の併用で実施する。

 1日に始めた第1陣(9360人分)の集団接種の予約は申し込みが殺到して一時、予約しづらかった。美保関体育館(7月11日実施分)を除き、すべて埋まったという。

 18日からは第2陣として、市立病院と個別の医療機関でも予約を受け付ける。集団接種の電話回線は10回線増やして31回線で対応する。65歳以上は7月中の終了が目標だ。

 集団接種の予約は、市コールセンター(0570・085277、午前8時半~午後5時15分)か市ホームページで。個別接種は各医療機関に問い合わせる。(杉山匡史)

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 島根県松江市は10日、県外在住の40代の男性1人と松江市在住の2人、出雲市在住の1人(年代、性別非公表)の計4人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。軽症か無症状。県内の感染者は計379人となった。

 県外在住者の患者は、感染が判明している県外患者の同居人で、松江保健所に相談、検査して陽性が判明した。松江市在住の患者2人は、感染が確認された県外在住の濃厚接触者。このうちの1人は再検査で陽性が分かった。出雲市在住の患者は7日に発熱などがあり、8日に受診した医療機関での検査で陽性が判明した。(杉山匡史、清水優志)

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