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救急搬送用「ドーム」誕生 医療従事者の感染リスク減へ

新型コロナウイルス

大谷秀幸
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 新型コロナウイルスの患者搬送時に、医療従事者が感染するのを防ぐ陰圧クリーンドーム「ハッピーバード」を、鳥取大学医学部付属病院(鳥取県米子市)が福島県の企業などと連携して開発した。使い捨てでき、移動や検査などでの感染リスクが減らせる、としている。

 付属病院によると、感染者や感染が疑われる患者が搬送された場合、医療機関では気圧を下げ、空気が外に漏れないようにする「陰圧室」などに隔離する。しかし、移動や検査時に感染リスクがあるだけでなく、救急外来や検査室が一時使えなくなる問題もあった。

 対策として、福島県南相馬市にあるロボット技術開発の「eロボティクス」が、持ち運び可能な樹脂製のクリーンドームを開発した。しかし、医療現場からは使い捨てできる安価な商品を求める声が強く、今年1月、気管挿管時用で段ボール製の「飛沫(ひまつ)防止ボックス」を地域企業と開発していた付属病院に相談。福島県立医科大学を加え、開発チームをつくって製品化を進めてきた。

 ハッピーバードは、段ボールと透明シートで作られ、搬送用のストレッチャーに取り付けて患者の上半身を覆う。排気ユニットを装着すると、外部に空気が漏れない状態で移動や検査ができる。

 付属病院では、医療機器生産が盛んな福島県と今後も連携し、「福島・鳥取医療機器開発連携プロジェクト」として、研究開発を進めることにしている。(大谷秀幸)

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