「家賃は待ってくれない」協力金支払い遅れ、地域で明暗

有料会員記事新型コロナウイルス

真田香菜子
[PR]

 新型コロナウイルス拡大防止で時短営業の要請に応じた飲食店への協力金について、千葉県の支払い手続きが大きく遅れている。県は事務作業の複雑さなどが原因と釈明するが、家賃などの支払いに猶予がない飲食店側は、苦しい経営状況に陥っている。

 「協力金の申請しても1月からの分が、まだ未入金なんです」

 船橋市に「まん延防止等重点措置」が適用された4月20日、同市でホルモン居酒屋の「おはこ」2店舗を経営する高橋秀樹さん(47)は、思わずフェイスブックに書き込んだ。「憤りを通り越し、協力する意味ってなんだろう、と」

 その後、第2弾(1月8日~2月7日分)の協力金は突然振り込まれたが、まだ受け取っていない総額は2店舗で数百万円に上る。

 昨年から県の要請には従ってきたが、1日の売り上げは今、コロナ禍前の6分の1だ。5人いたアルバイトには辞めてもらったが、従業員は2店舗で計3人おり、店の家賃は月数十万円。すでに数百万円の貯金を切り崩し、家賃や給与を期日通りに払ってきた。

 「協力金の金額は1日あたり6万円だったのが4万円に減り、入金日も事前に知らされない。先を見通せない不安は大きく、お酒を提供してしまう店の気持ちも理解できる」

 千葉市でフレンチバルを経営する40代女性も、協力金の支払い遅れに頭を悩ませる一人。第2~3弾の約350万円の入金が待ち遠しい。「家賃は待ってくれない。協力金バブルがおきている店もあると聞くが、店の大きさや売り上げに応じて金額設定するなどできないのか疑問もある」

 県によると、第7弾以降は、売り上げなどに応じて支給額を算定するという。

協力金の支払い率、自治体で大きな差

  協力金の財源は、国からの…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]