北京以来の女子ソフトボール メダリストの「使命」とは

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井上翔太
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 ソフトボールの女子日本リーグは、9日に行われた6試合をもって前半節が終わり、中断期間に入った。これからは、夏に予定されている東京オリンピック(五輪)に向けた代表合宿が本格化する。日本も、最大のライバルとなる米国も、前回実施された2008年北京五輪を経験している選手が、代表の中心となる。

上野、肉離れから復帰

 7日。日本代表のエース上野由岐子ビックカメラ高崎)は、自らの投球内容を「試運転」と評した。

 4月4日の日本リーグで右脇腹を痛め、肉離れと診断されて以来、約1カ月ぶりのマウンド。ブルペンでは納得できる球を投げられても、いざ打者と対峙(たいじ)すると、勝手が違ったようだ。制球がばらつき、一回に3ランを浴びた。「実戦から離れたことが、大きな原因。今回の失敗をどう、明日につなげていくか」

 翌日。1点リードの六回から救援し、2イニングを被安打ゼロに抑え、試合を締めた。「前日に手応えをつかみかけた。その感覚を継続して、投げた」と上野。常々「積み重ね」と口にし、行動に移してきた38歳らしい内容だった。9日も救援登板し、3連投を果たした。

 日本代表の宇津木麗華監督は、北京五輪で金メダルを獲得したときもエースだった上野に、全幅の信頼を寄せる。3月23日に代表候補選手を発表した際「上野を中心としたソフトボールをしたい」と語り、投手陣は過去の五輪から1人減らして、3人にした。また代表の主将は、北京の決勝でソロ本塁打を放った山田恵里デンソー)に任せる。

オスターマンへ、学生からの言葉

 米国も、チーム事情は似ている。

 北京の決勝で救援した左腕の…

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