ウイー、日本にいても 親が始めた母国フランス語教室

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島崎周
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 わが子が母国の言葉を身につけられないことに悩むフランス人の親たちが、福岡市で子ども向けのフランス語教室を4月から始めた。国内では数少ないフランス語を学ぶ場として、西日本に住む子どもたちが楽しみながら言葉や文化に親しんでいる。

 4月下旬、福岡市中央区にあるビルの一室に、名前を呼ばれて「ウイー」と返事する子どもたちの大きな声が響いた。授業に参加するのは、6~12歳の11人。フランス人やフランス語圏の人と、日本人との間に生まれた子どもたちだ。うち6人は長崎や広島などからオンラインで参加している。

 授業中、日本語は一切使わないのがルールだ。帽子やチョコレートなどのイラストを見て、子供たちは「シャポー」「ショコラ」と即座に答える。同じイラストが描かれた2枚のカードをフランス語で答えて減らしていくゲームにも取り組み、1時間半を過ごした。

 福岡市の小学1年、鈴木南翔(みなと)さん(6)は「ゲームをしながら勉強するのが面白い」。最近は家でもフランス語を話すことが増えたという。母親のドゥラボード・ブランシュさん(37)は「アイデンティティーの一つとして、フランスの言葉や文化を学んでほしい。この授業は自然とそれを身につけられる」と話す。

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