「台湾参加は加盟国の手中に」 WHO、年次総会へ見解

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ローマ=大室一也
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 24日に始まる世界保健機関(WHO)年次総会へ台湾の参加を認めるかについて、WHOで法務を担当するスティーブ・ソロモン氏は10日の会見で、「加盟国の問題だ」と述べ、従来の主張を繰り返した。ロンドンであったG7外相会合は声明で中国が反対する台湾の参加への「支持」を明記しており、参加が認められるかが注目されている。

 ソロモン氏は、WHOなどが主導して新型コロナウイルスワクチンを共同調達し、途上国などに配分する国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」をはじめとするコロナ対策や、ほかの公衆衛生の問題では、WHO事務局は台湾の専門家らと緊密に協力してきたと説明。

 だが、台湾を年次総会へ招待するかは「総会を構成する加盟国の掌中にある」と述べ、これまでも加盟国が決めてきたことだとした。台湾は2009~16年はオブザーバー参加が認められていたが、台湾を自国の一部だとみなす中国の反対により、17年以降は参加が認められていない。

 また、来年で5年の任期が終わるテドロス事務局長は、会見で次の事務局長選に立候補する意向を問われたが、「新型コロナの問題に取り組んでいるところだ」と述べ、去就について明言を避けた。(ローマ=大室一也)

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